今、マリオメーカー1で出来ることは何があるでしょうか?
コース挑戦や制作などまだまだ出来ることはありますが、マリメ1だけに出来るような事はかなり少ないはずです。今回はその数少ない1つの、ある活動について説明していきます。
唐突ですが、「Team0%」というチームを知っているでしょうか?
makerteams.net (マリオメーカーのグローバルなチームがまとめられたサイト) にはこう説明されています。
チーム0%は、スーパーマリオメーカーとスーパーマリオメーカー2のすべてのレベルにおいて、最低1回のクリアを目的としたチームです。マリオメーカーで2番目に大きなチームで、現在も規模を拡大しています。初クリアを目指す人も、ゴミみたいなレベルを探している人も、ぜひ遊びに来てください!
チームは主にDiscordのサーバーで活動しており、参加者は3000人以上、オンラインのユーザーも400~600人とかなりの規模のチームです。
Team0%のメンバーはサーバー内で0%のコースを共有し合い、それらをクリアしていくために日々活動を行っています。
Team0%はマリメ1、マリメ2のどちらでも活動が行われていますが、今回はその中でもマリメ1の活動に焦点を当てて説明していきます。
マリメ1の活動に焦点を当てる意義も合わせて説明します。
とはいえ、これだけではピンと来ない人が多いはず。
最初に感じる疑問は主にこの2つだと思います。
-コースを全部クリアする活動って、キリが無いのでは?
-クリア率0%のコースをどうやって探すの?
1つ目の疑問はもっともです。実際、Team0%のマリメ2の活動では2019-2021年の未クリアコース(特に2019年)に焦点が当てられており、毎日多くのコースがアップロードされるマリメ2においてクリア率0%のコースをクリアしていくペースが追いつくとは思えません。
ですが、これがマリメ1となると話は変わっていきます。マリメ1は投稿機能が終了しているので、0%のコースが減ることはあっても増えることはありません。なので、マリメ1に限って言えば、キリが無いという問題は解決します。
2つ目の疑問は、マリメ2においては解消方法を知っている人もいると思います。
マリメ2はゲーム内のデータ収集が可能なので、未クリアコースを確認することも可能なはずです。
実際に、サーバー内では2019年の未クリアコースのサイトが共有されており、メンバーはそれを見て手軽に0%のコースに挑戦し、クリアしたらサーバーでコマンドを打ってリストからコースを除外していく事が可能です。
https://mm2.thecryptan.com/
また、2019-2021年の未クリアコース一覧シートもありますが、こちらはメンバーが手動で登録したコースしか扱っていません。
現在でも毎日活発に活動が行われていますが、2021年までのコースを全てクリアするという現在の目標だけでもかなり時間が掛かるのは間違いないでしょう。
ではマリメ1はどうなのでしょうか。
そもそも、マリメ1でゲーム内のデータ収集が出来るという話はあまり聞きませんよね。
ですが最近Team0%内で、マリメ1の未クリアコースのリストが公開されました。
これによるとマリメ1の未クリアコースは4万弱であり、未クリアコースが0になることはまだまだ先ですが、それでも投稿年、投稿月などに焦点を当てればやりがいも出てきやすいです。
データは2023/02/02に全更新されていますので、ほぼほぼ正確な情報が閲覧できます。
それに併せてマリメ1のTeam0% botも復活し、新しいクリアを報告し自動でリストから消去していくことも可能になりました。
マリメ1はマリメ2に比べて残りの開拓されている未クリアコース数が極端に少ないので、手軽に挑戦が出来ます。
その点でこの活動はマリメ1だけに出来るような面白い活動と言えます。
それでは早速、活動の大まかな流れを解説していきます。
詳しい解説は後ほどしていきます。
(先程も述べたように、今回はマリメ2の活動方法に関しては割愛します。ただし、これを読めば大体の方法は分かるはずです。)
活動の大まかな流れ
1. Team0%のディスコードサーバーに入る。
https://discord.gg/dw7WKs8
2. 「SMM1」というカテゴリを見つけて、「teh-list」というチャンネルを開く。
マリメ2のチャンネルが先頭に多くありますが、スクロールしていくとマリメ1専用のカテゴリがあります。
使わない他のカテゴリは閉じておくことをお勧めします。
3. Black60Dragonさんが共有しているGoogleスプレッドシート (上の方) を開く
共有されているGoogleスプレッドシートを開き、そこから未クリアコースの一覧を確認します。
こちらにもリンクを貼っておきます。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1PMNsDoZqYd4261FRmEZSo3SkcnqcvfbKDTQMAJaw6ws
数が多いので、読み込みが遅い場合は各年のシートがお勧めです。
4. コースをクリアしたら、「cleared-levels」というチャンネルでコマンドを打ってリストを更新
「cleared-levels」というチャンネルを開きます。
そうしたら、「!clear ABCD-0000-0123-4567」のように、「!clear クリアしたコースのID」の形でコマンドを打ち、送信してください。
そうすると以下のように表示されます。
指定の時刻まで待ちましょう(大体2,3分程度で更新されますが、読み込みが著しく遅い場合もあります)。開いたままにしておく必要はありません。
成功すると、このように表示されます。
最初にクリアしたプレイヤーのニンテンドーネットワークIDとコース名,ID,クリア率とその人自身の1番乗りの回数 (botが作られてから) の情報が表示されます。
この画像で言うと、sol_smm (私のNNID) が “10 second Pink Coin Speedrun” というコースを一番乗りし、(botが作られてから) 131回目の一番乗りだということが分かります。
そうすると、先程のリストからも自動でコースが削除され、未クリアコース数の統計も更新されるわけです。
しっかりマリメ1内でのデータを使って検証した上で更新されているので、ミスの心配も有りません。
ちなみに、クリアコマンドは必ずしも自分がクリアしたコースでなくても構いません。
新しいクリアに気づいて、その人がコマンドを送る予定がなさそうなら、自分のクリアでなくても更新することが出来ます。
コースがまだクリアされていない場合はこのように表示されます。
クリア後すぐにコマンドを送っても以下のようになるので、その際は少し時間を置いてから試してみると良いと思います。
追記 2023/03/14
botの不具合により、1回目にコマンドを送っても0クリア判定になる事があります。
2回目にコマンドを送ると反映されるので、この不具合が見られる場合は2回連続で同じコマンドを打つことを推奨します。
ただ、Team0%の他のメンバーがご厚意で、失敗したコマンドを送り直してくれたりする事が多いので、そこまで気にしなくても大丈夫です。
コースが見つからない場合はこのように表示されます。
コースが既にリストから削除されている(マーク済み)の場合はこのように表示されます。
以上が活動の大まかな流れです。
詳しい解説はこの後述べていきます。
詳しい解説
未クリアコースリストの見方
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1PMNsDoZqYd4261FRmEZSo3SkcnqcvfbKDTQMAJaw6ws/edit色々なシートがありますが、先述したように、基本的には「By Date」「By Attempts」というシートでコースを確認します。
以下に各シートの説明をしていきます。
By Date
投稿日が古い順に並んでいます。
By Attempts
挑戦数が多い順に並んでいます。
2016 - 2021
投稿日各年ごとのコースがまとめられています。
Impossible Levels
クリアが不可能なコースがまとめられています(通報が推奨されています)。
Cleared Levels
既にクリアされたコースがまとめられています(2021年以降のクリア)。
Clears By Person
プレイヤーがクリアしたコース数が多い順に並んでいます。一番乗り数ランキングみたいなものです。
Level Stats
未クリアコースの統計が見れます。
年毎の未クリアコース数と、挑戦数を4段階に分けた統計、その下には各月の未クリアコース数の確認も出来ます。
特に2021年の未クリアコース数が少ないので、まずはこの月から、というように色々な観点からフォーカスが出来ます。
以下に各シートの説明をしていきます。
By Date
投稿日が古い順に並んでいます。
By Attempts
挑戦数が多い順に並んでいます。
2016 - 2021
投稿日各年ごとのコースがまとめられています。
Impossible Levels
クリアが不可能なコースがまとめられています(通報が推奨されています)。
Cleared Levels
既にクリアされたコースがまとめられています(2021年以降のクリア)。
Clears By Person
プレイヤーがクリアしたコース数が多い順に並んでいます。一番乗り数ランキングみたいなものです。
Level Stats
未クリアコースの統計が見れます。
年毎の未クリアコース数と、挑戦数を4段階に分けた統計、その下には各月の未クリアコース数の確認も出来ます。
特に2021年の未クリアコース数が少ないので、まずはこの月から、というように色々な観点からフォーカスが出来ます。
以上の12シートがあります。
更に、サブシートというものも存在します。
チートによるクリアがまとめられたシートや、未クリアのコースが多い制作者のコース等がまとめられています。
2021年のコースに関する細かいデータも載っています。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1fG8NQMM8bfddQghtW_iPaQ1s6Yd1zNm4Lci3-Q_7kMI/edit
更に、サブシートというものも存在します。
チートによるクリアがまとめられたシートや、未クリアのコースが多い制作者のコース等がまとめられています。
2021年のコースに関する細かいデータも載っています。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1fG8NQMM8bfddQghtW_iPaQ1s6Yd1zNm4Lci3-Q_7kMI/edit
Discordの各チャンネルの説明
全てのチャンネルについては説明しません。マリメ1の活動に関わりがあるものだけをピックアップしています。
https://discord.gg/0-394519186610847754
announcements
お知らせはここに投稿されます。
faq-read-this
Team0%の説明が書かれているので一読しておきましょう。
また、ここでロール設定が出来ます。
自分が欲しいロールに対応した絵文字をタップしましょう。
例: 「SMM1」と「Speedrun」に登録した様子です。
上5つに関しては、それに関連したお知らせが届くようになります。
Generalカテゴリ
level-helpコースをクリアする方法などを相談したい時に使用できます。
possibly-impossible
不可能コースの可能性があるコースをここで共有できます。
不可能と思われるコースが見つかったらここで報告しましょう。
actually-impossible
上のチャンネルを元に、不可能と判断されたコースはここで紹介され、通報が推奨されます。
コースが消された場合はメッセージも削除されます。
youtube-submissions
Team0%公式のYouTubeチャンネルに使う動画をここで登録できます。
Team0%に関する動画を共有する場所としても使えます。
suggestions
Team0%について提案したい事がある時に使えます。
「suggest! 提案したい事」のようにメッセージを送れます。
SMM1カテゴリ
teh-list先述したように、未クリアコースリストのリンクや、各年の未クリアコース数はここで確認できます。
各年の未クリアコース数は5分おきに更新されます。
dibs
どうしても自分でクリアしたいコースがある時はここに共有できます。
クリアしたら自分でメッセージを消して下さい。
discussion
他のプレイヤーと話したい時などに使うチャンネルです。
uncleared-levels
挑戦したがクリアを諦めたコースはここに共有できます。
他の人が共有したコースをクリアした場合はチェックの絵文字を使用すると全員に分かりやすいです。
cleared-levels
先述したように、クリアコマンドはここで打てます。
コマンド形式「!clear XXXX-XXXX-XXXX-XXXX」
bot-spam
クリアコマンド以外のbotのコマンドはここで打てます。(クリアコマンドをここで打っても構いません)
他のbotコマンドに関してはこの後説明します。
botコマンド一覧
!remove
リストの中で、既に世界のコース上で削除されたコースを消したい時に使えます。
例「!remove XXXX-XXXX-XXXX-XXXX」
データは2023/02/02に全更新されているので、このコマンドを使う機会は少ないと思います。
!refresh
リスト内のコースのデータを更新したい時に使えます。
例「!refresh XXXX-XXXX-XXXX-XXXX」
具体的に変動する値は、「いいね数」「足跡数」「挑戦数」なので、使用するタイミングとしては、挑戦したがクリアできなかった際に挑戦数だけ更新しておきたい時に使えます。
!view
コースの中身を見たい時に使えます。
例「!view XXXX-XXXX-XXXX-XXXX」
このような感じです。
マリメ1はコースのセーブが出来るので使う機会は少ないと思いますが、軽くコースの中身を見ておきたい時に役に立つかもしれません。
/statsrequest
条件に合った未クリアコース数の統計を調べたい時に使えます。
このコマンドはメッセージ欄に「/statsrequest」と入力すると自動でメニューが出てくるので分かりやすいです。
「game」の項目は必須、他の項目は任意です。
例「/statsrequest game:SMM1 year:2020 min_attempts:1000」
つまり、マリメ1で、2020年に投稿された、挑戦数が1000以上である未クリアコース数をリクエストしてます。
そうすると、コース数が返ってきます。
この場合、条件に合ったコースが43コースあることが分かりますね。
統計を簡単に調べたい時に役に立ちます。
1つ注意点があります。
ゲームをマリメ1に指定した場合、使えないフィルタ条件があります。
style
theme
description
tag_name
これらはマリメ2のみに使える項目で、マリメ1では使えないので気をつけてください。
逆に使える条件は
year - 投稿年
title - コース名
min_attempts - 挑戦数の最小値
max_attempts - 挑戦数の最高値
min_footprints - 足跡の最小値
max_footprints - 足跡の最高値
です。用途に合わせて使ってみて下さい。
以上でbotコマンドの紹介は終わりです。
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